トイレの失敗を減らす!犬用トイレトレー・ワイドサイズおすすめ5選
愛犬との生活の中で、最も頭を悩ませる問題の一つが「トイレトレーニング」です。子犬を迎えたばかりのご家庭はもちろんのこと、成犬になってからも環境の変化や加齢によってトイレの失敗が増えてしまうケースは珍しくありません。トイレの場所を覚えているはずなのに、どうしてもおしっこがはみ出してしまう、トイレシートをビリビリに破いてしまう、足を上げて壁を汚してしまうなど、飼い主さんの悩みは尽きないものです。
実は、これらのトイレの失敗の多くは、犬の性格やしつけの問題ではなく、「トイレトレーのサイズや形状が犬に合っていないこと」が根本的な原因である可能性が非常に高いのです。日本の住宅事情から、どうしてもコンパクトな「レギュラーサイズ」のトイレトレーを選びがちですが、これが失敗の元凶となっているケースが多く見受けられます。
本記事では、なぜトイレの失敗には「ワイドサイズ」のトレーが有効なのか、その理由を深く掘り下げるとともに、愛犬の行動特性に合わせた最適なトイレトレーの選び方を詳細に解説します。さらに、数ある製品の中から、機能性、耐久性、お手入れのしやすさなどを総合的に評価し、自信を持っておすすめできるワイドサイズの犬用トイレトレーを5つ厳選してご紹介します。この記事を読むことで、毎日のトイレ掃除のストレスから解放され、愛犬とのより豊かで快適な生活を実現するヒントが得られるはずです。
なぜワイドサイズのトイレトレーが必要なのか?
犬の排泄前の行動を注意深く観察してみてください。多くの犬は、おしっこやうんちをする前に、その場所で何度もくるくると回る行動をとります。これは、野生時代の名残で、周囲の安全を確認したり、地面の草を踏み固めて排泄しやすい環境を作ったりするための本能的な行動です。この「くるくる回る」という動作をスムーズに行うためには、犬の体長の約1.5倍から2倍以上のスペースが必要であるとされています。
レギュラーサイズのトイレトレーは、多くの場合、超小型犬でもギリギリのサイズです。そのため、犬が回っているうちに体が半分トレーからはみ出してしまい、結果としておしっこが床にこぼれてしまうのです。「的を外してしまう」のではなく、「的が小さすぎてポジションが定まらない」のが真実です。
第一のメリットは、物理的なはみ出しやフチ漏れを劇的に減らせることです。排泄スペースが広くなるため、犬が多少端のほうで用を足しても、しっかりとシート内に収まります。これにより、飼い主さんが床を拭き掃除する手間が大幅に削減されます。
第二のメリットは、犬の精神的ストレスの軽減です。狭い空間で窮屈な思いをしながら排泄することは、犬にとっても不快なものです。広々としたスペースを提供することで、犬はリラックスして排泄に集中できるようになり、トイレトレーニングの成功率も向上します。
第三のメリットは、お留守番時の衛生環境の維持です。犬は非常にきれい好きな動物であり、一度自分の排泄物で汚れた場所を避ける傾向があります。レギュラーサイズの場合、一度おしっこをすると足の踏み場がなくなり、二回目以降はトレーの外で用を足してしまうことがあります。ワイドサイズであれば、まだ汚れていないクリーンなスペースが残っている確率が高いため、長時間のお留守番でも安心です。
犬用トイレトレー選びの4つの重要ポイント
ワイドサイズのトイレトレーを選ぶ際には、単にサイズが大きいというだけでなく、愛犬の個々の癖や行動特性に合わせた「機能」を備えているかどうかが重要になります。以下の4つのポイントを確認して、最適な製品を選びましょう。
子犬期や、好奇心旺盛で何でも噛んでしまう犬の場合、トイレシートをビリビリに破いて遊んでしまうことがあります。シートの内部には高分子吸収ポリマーという水分を固める物質が含まれており、これを誤飲すると腸の中で膨張し、命に関わる深刻な事態を引き起こす危険性があります。このようなシートへのいたずらを防ぐためには、シートの上にプラスチック製のメッシュカバー(スノコ)を被せるタイプのトレーが必須です。いたずらの心配がない成犬の場合は、メッシュなしのフラットなタイプの方が、汚れたシートをサッと交換できるため便利です。
特に去勢をしていないオス犬や、足を上げておしっこをする癖がついている犬の場合、フラットなトレーでは壁や家具におしっこが飛び散ってしまいます。このようなケースでは、背面や側面に高さのある壁(ガード)が設けられているL字型やコの字型のトイレトレーを選ぶ必要があります。壁面にもトイレシートを取り付けられる構造のものが多く、飛び散りを確実にキャッチして掃除の手間を省いてくれます。
おしっこがトレーの端のほうに落ちた場合、プラスチックのフチを伝って床に漏れ出してしまうことがあります。これを防ぐためには、フチの部分が少し高く立ち上がっている構造のものや、シートの端をしっかりと溝に挟み込んで固定できる構造のものを選ぶと良いでしょう。フチ漏れ対策が施されている製品を選ぶことで、フローリングの傷みやにおいの染み付きを防ぐことができます。
トイレトレーは、愛犬の健康を守るためにも毎日清潔に保つ必要があります。したがって、飼い主さんにとっての「洗いやすさ」や「シートの交換のしやすさ」も非常に重要な選択基準となります。カバーの開閉が片手で簡単にできるもの、パーツの数が少なく丸洗いが容易なもの、汚れがこびりつきにくい素材のものなどを選ぶと、毎日の家事負担が格段に軽くなります。
ワイドサイズトイレトレー5選の比較一覧表
| 商品名 | おすすめの犬・用途 | メッシュ(スノコ) | 壁(ガード)の有無 |
|---|---|---|---|
| リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ ワイド | 足を上げるオス犬・いたずら防止 | あり(取り外し可) | あり(背面・側面) |
| アイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー ワイド | フチ漏れ対策・トイレトレーニング | あり | なし |
| ボンビアルコン しつけるトレー XL メッシュタイプ | 中型犬・多頭飼い・広い場所を好む犬 | あり(高耐久) | なし(高めのフチあり) |
| ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー ワイド | シート交換を楽にしたい飼い主さん | なし | なし |
| アドメイト わんトレー ブラック ワイド | インテリア重視・足裏の汚れ防止 | あり(ハニカム構造) | なし |
おすすめ犬用トイレトレー・ワイドサイズ5選の詳細解説
1. リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ ワイド
足を上げておしっこをするオス犬の飼い主さんから絶大な支持を集めているのが、リッチェルの「お掃除簡単ステップ壁付トイレ」です。背面と側面に高い壁が設けられており、壁面にもトイレシートをしっかりと固定できる構造になっています。これにより、おしっこが壁や床に直接かかるのを防ぐことができます。
最大の魅力は、尿の飛び散りを完璧にガードしてくれる点です。壁や床の拭き掃除の手間が劇的に減り、壁紙へのにおい移りも予防できます。また、プラスチック製のメッシュステップが付属しており、シーツのいたずら防止にも対応しています。このメッシュステップは、おしっこがシーツに素早く吸収されるように設計されており、犬の足裏におしっこがつくのを防ぐ効果もあります。
部品の取り外しも簡単で、丸洗いしやすいのも嬉しいポイントです。使わないときは折りたたんでコンパクトに収納することも可能です。
- メリット:高い壁があるため、足を上げておしっこをする犬でも安心。メッシュ付きでシートを噛んで破くいたずらを防止できる。
- 注意点:壁がある分、通常のフラットなトレーよりも圧迫感があり、最初は警戒する犬もいる。パーツが複数あるため、全体の丸洗いの際には少し手間がかかる。
- 適した犬:足を上げて排泄するオス犬、シーツを破く犬、壁際でトイレをする癖のある犬。
2. アイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー ワイド
おしっこがトレーのフチを伝って床に漏れてしまう「フチ漏れ」に特化して開発されたのが、アイリスオーヤマの「フチもれしにくいトレーニングペットトレー」です。
トレーの周囲にスリット(溝)が設けられており、シートの端をしっかりと挟み込むことで、フチの隙間からおしっこが漏れ出すのを防ぎます。シーツの端を立てて固定できるため、おしっこが外側に流れるのを物理的にストップさせる仕組みです。
また、トイレトレーニングに最適なメッシュスノコが付属しています。メッシュの隙間が絶妙なサイズで、うんちが詰まりにくく、かつシーツへのいたずらはしっかり防ぐというバランスの良さが特徴です。バックルでしっかりと固定できるため、犬が自分でカバーを開けてしまう心配もありません。
- メリット:独自の構造によりフチからの尿漏れを強力に防止。シーツの端が立ち上がるため安心感がある。
- 注意点:シーツを溝に挟み込む作業が必要なため、急いでいる時のシート交換に少し手間がかかる。
- 適した犬:フチでおしっこをしてしまう犬、トイレトレーニング中の犬。
3. ボンビアルコン しつけるトレー XL メッシュタイプ
中型犬や、多頭飼いをしているご家庭、あるいはどうしてもワイドサイズでもはみ出してしまうという小型犬に強くおすすめしたいのが、ボンビアルコンの「しつけるトレー XL メッシュタイプ」です。ワイドサイズよりもさらに一回り大きく、スーパーワイドサイズのシーツに対応しています。
この製品の最大の強みは、その圧倒的な広さと耐久性の高いメッシュカバーです。広範囲をカバーできるため、留守番時間が長くても排泄スペースを十分に確保できます。メッシュカバーは非常に頑丈に作られており、体重のある犬が乗ってもたわみにくく、引っ掻きにも強い仕様です。
周囲の壁の立ち上がりも少し高めに設計されており、おしっくる飛び散りを軽減してくれます。重量があるため安定感があり、犬が勢いよく飛び乗ってもトレーがずれることがありません。
- メリット:特大サイズで広々空間を確保。頑丈な作りで安定感が抜群。
- 注意点:サイズが非常に大きいため、設置場所の確保が必要。丸洗いする際は大きめの浴室や屋外が必要になる。
- 適した犬:中型犬、多頭飼い、トイレの際に広範囲を動き回る犬。
4. ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー ワイド
毎日のトイレシート交換が面倒だと感じている飼い主さんにとって、救世主となるのがペティオの「片手でらくらく ドッグトレー」です。
一般的なトイレトレーは、カバーを外す際に両手を使って左右のバックルを外す必要がありますが、この製品はその名の通り、片手で簡単にカバーを持ち上げることができます。もう片方の手で汚れたシートをサッと捨てて新しいシートを敷くことができるため、作業効率が格段に上がります。
カバーと底面のトレーがヒンジで繋がっているため、カバーの置き場所に困ることもありません。非常にシンプルな構造でありながら、シートのズレを防ぐ工夫も施されており、使い勝手は抜群です。メッシュが付いていないフラットタイプなので、シーツのいたずらをしない犬に最適です。
- メリット:片手でカバーを開閉できるためシート交換が圧倒的に楽。構造がシンプルで洗いやすい。
- 注意点:メッシュ(スノコ)が付属していないため、シートを噛んだり破いたりするいたずらをする犬には不向き。
- 適した犬:いたずらをしない犬、シート交換の頻度が高い家庭。
5. アドメイト わんトレー ブラック ワイド
インテリアにこだわる方におすすめしたいのが、アドメイトの「わんトレー ブラック」です。犬用のトイレトレーは白やパステルカラーが多い中、シックなブラックカラーは非常に珍しく、モダンなリビングルームに置いても生活感を抑えることができます。
デザイン性だけでなく機能面も優れています。スノコ部分に独自の「ハニカムメッシュ構造」を採用しており、おしっこの水切れが非常に良いのが特徴です。犬の足裏におしっこが残りにくく、部屋中に足跡をつけてしまうトラブルを防ぎます。
また、黒色であるため、尿の黄ばみや汚れが目立ちにくいというメリットもあります。来客時などでもトイレの存在感が気になりません。ただし、おしっこの色による健康チェック(血尿など)を行う際には、白いトイレシートの色を直接確認するように注意が必要です。
- メリット:スタイリッシュなブラックカラーでインテリアに馴染む。ハニカムメッシュで水切れが良く足裏が汚れにくい。
- 注意点:黒色のため、血尿などの異常に気づきにくくなる可能性がある。シーツの色をこまめに確認することが必須。
- 適した犬:室内飼いでインテリアを重視する家庭、足裏を汚したくない犬。
トイレ環境を整えるためのよくある質問集
トイレトレーの設置場所やお手入れについて、多くの方から寄せられる疑問とその解決策をまとめました。
Q. トイレトレーの最適な設置場所はどこですか?
A. トイレは、部屋の角や壁際など、背後を守ることができて犬が落ち着いて用を足せる場所が理想的です。人の出入りが激しいドアの近く、直射日光が当たる場所、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。また、衛生面や本能的な観点から、食事をする場所やベッド(寝床)からはなるべく離して設置することが重要です。
Q. 洗う頻度と正しいお手入れ方法は?
A. 理想としては、週に1回は丸洗いをして、しっかりと天日干しをすることをおすすめします。プラスチック素材は目に見えない細かい傷がつきやすく、そこにアンモニア臭が染み付いてしまいます。においが残っていると、犬がその場所を避ける原因にもなります。日常的なお手入れとしては、ペット用の安全な消臭除菌スプレーを使い、汚れたらこまめに拭き取ることが大切です。
Q. トイレシートの選び方にコツはありますか?
A. ワイドサイズのトレーには、当然ワイドサイズのシートを使用しますが、吸収力や消臭力に優れた製品を選ぶことが重要です。留守番が多いご家庭であれば「厚型」で吸収力の高いものを、こまめに交換できるご家庭であればコストパフォーマンスに優れた「薄型」を選ぶと良いでしょう。また、においに敏感な犬の場合は、無香料タイプのシートを選ぶことをおすすめします。
Q. メッシュカバーにおしっこやうんちが詰まって掃除が大変です。
A. メッシュタイプの宿命とも言える悩みですが、改善策はいくつかあります。うんちが詰まった場合は、乾く前にトイレットペーパーなどで素早く取り除くことが基本です。水洗いする際は、不要になった歯ブラシや専用の小型ブラシを使用すると、網目の汚れを簡単に落とすことができます。最近では、網目が六角形(ハニカム構造)になっていて水切れが良く、汚れが詰まりにくい構造のメッシュカバーも販売されているため、そういった製品を選ぶのも一つの手です。
まとめ:愛犬に合ったトイレトレーで、ストレスのない快適な毎日を
いかがでしたでしょうか。犬のトイレの失敗は、決して「犬がわざと嫌がらせをしている」わけでも、「しつけが全くできていない」わけでもありません。多くの場合、人間が提供しているトイレ環境が、犬の本能や身体のサイズに合っていないことが原因なのです。
「狭くて回りづらい」「足元が不安定で怖い」「壁がないからどこにしていいかわからない」といった犬の無言のサインに気づき、適切な道具を用意してあげることは、飼い主の重要な責任です。ワイドサイズのトイレトレーに変更するだけで、長年の悩みが嘘のように解決したというケースは数え切れないほどあります。
今回ご紹介した5つの製品は、それぞれに異なる強みを持っています。
・足を上げて排泄するオス犬には、飛び散りを防ぐ「リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ」
・とにかくフチからの漏れを防ぎたい方には「アイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー」
・中型犬や広々としたスペースが必要な犬には「ボンビアルコン しつけるトレー XL」
・毎日のシート交換の負担を極力減らしたい方には「ペティオ 片手でらくらく ドッグトレー」
・お部屋の景観を損ねず、足裏の汚れも防ぎたい方には「アドメイト わんトレー ブラック」
愛犬の性格や排泄のスタイル、そしてご自身のライフスタイルに最もフィットするトイレトレーをじっくりと比較検討して選んでみてください。適切なトイレトレーを導入することで、毎日の掃除のストレスが減り、心に余裕が生まれます。愛犬も快適に排泄できるようになり、双方にとってより幸せな生活が待っているはずです。ぜひ、今日から愛犬のトイレ環境の見直しを始めてみましょう。


